マガジンのカバー画像

わかこまコラム

4
運営しているクリエイター

記事一覧

出版局発行「わかこま」コラム6/16発行より

出版局発行「わかこま」コラム6/16発行より

 日本で旧暦が使われていた時代、6月は水無月や常夏月、風待月などの異称で数多くの詩歌が詠まれてきた。梅雨の時期にも関わらず、夏の季節のような表現であることを不思議に思う人も多いだろう。
 旧暦の6月は現在の7月に相当するため、梅雨が明け、水が涸れる事が水無月の由来だという説がある。他にも、『奥義抄』では農事がみな為尽きてしまうので「みなしつき」といったのを間違えてしまった説、5月に植えた早苗がみな

もっとみる
出版局発行「わかこま」コラム6/2発行より

出版局発行「わかこま」コラム6/2発行より

 学生なら誰もが聞いたことのある馴染みのあるチャイム。普段から学校中に響いているあの「キーンコーンカーンコーン」という音には意味があるのを知っているだろうか。
 チャイムが初めて現在のような音になったのは、昭和31年だ。それまでは教員がベルを鳴らしながら校内を歩いて回っていた。そのため、クラスによって時間差が生まれ休み時間が短くなってしまうという不満やベルの音が空襲警報に似ているなどという問題が生

もっとみる
出版局発行「わかこま」コラム5/11発行より

出版局発行「わかこま」コラム5/11発行より

 GWが今年も過ぎ、日常の落ち着きを取り戻しつつある。ところで今や違和感なく用いられている「GW」とは元々どのようにして生まれた言葉かご存知だろうか。
 「ゴールデンウィーク」という言葉は映画業界から生まれた和製英語であると言われている。諸説あるが、その期間中に公開した映画がお正月映画並みにヒットし、興行成績が良い期間という意味で「ゴールデンウィーク」と呼ばれるようになったのがきっかけだそうだ。映

もっとみる
出版局発行「わかこま」コラム4/21発行より

出版局発行「わかこま」コラム4/21発行より

 相馬高校出版局が不定期で発行している新聞「わかこま」のコラムを紹介いたします。

 春の象徴として愛されている桜は、人々に元気や喜びを与えてくれる特別な花であると感じる。桜は見るだけでなくスイーツや料理と、食用としても人気だ。桜餅や桜の塩漬け、桜の色味と香りを使ったスイーツなど多くのものが誕生している。
 そもそも桜を鑑賞するようになったのは平安時代と言われており、食べるようになったのは江戸時代

もっとみる