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出版局発行「わかこま」コラム4/21発行より

 相馬高校出版局が不定期で発行している新聞「わかこま」のコラムを紹介いたします。

 春の象徴として愛されている桜は、人々に元気や喜びを与えてくれる特別な花であると感じる。桜は見るだけでなくスイーツや料理と、食用としても人気だ。桜餅や桜の塩漬け、桜の色味と香りを使ったスイーツなど多くのものが誕生している。
 そもそも桜を鑑賞するようになったのは平安時代と言われており、食べるようになったのは江戸時代である。現在の桜餅は徳川吉宗の時、桜の名所である隅田川のほとりに建つお寺の門番であった山本新六が考えたそうだ。大量に落ちてくる桜の葉をどうにか利用できないかと思い、葉を塩漬けにして餅を巻いて売ったものがとても評判がよく、全国に広まったことが始まりだと言われている。
 桜は私たちに春の訪れを目と香り、味で感じさせてくれる。特に桜餅は昔から長く受け継がれてきた伝統あるスイーツだ。今も変わらず守り続けられているの味をこの時期に楽しんでみてはどうだろうか。

掲載写真はすべて美術授業で生徒が撮影した写真です。