【演劇部】9年ぶりの県大会の巻 その2
そして開演!!
開演のブザーが鳴り、いよいよスタートです。途中、様々なアクシデントはありましたが、生徒たちは落ち着いてリカバリーできていました。
「星、垂れる。」は、人の生き死にに関わる話なので生徒たちは誠実に向き合って作品を作り上げました。そして、対話や視線の送り方、表情、選曲や照明など細部にわたって生徒と顧問でたくさん話し合いながら演出しています。当日は、その日のトリだったこともあり「お客さんたちが【今日は良いもの観たなぁ】としみじみしながら家に帰れるような作品を届けよう」という気持ちで生徒たちは上演しました。そういうものがお客様に伝わっていればと思います。
結果は…
残念ながら東北大会出場は叶いませんでしたが、ヒナタ役の吉田波龍が演技奨励賞をいただきました!生徒たちは本気で東北大会を目指して練習を重ねていたため本当に悔しがっていましたが、会場はすすり泣く声があちこちから聞こえたそうで上演後にたくさんの方々に声をかけていただきました。本当にありがとうございました。
今回の県大会で得たもの
学校数が大変少ない相双地区にいる生徒たちにとって、他地区の生徒さんとの交流は本当にかけがえのないものでした。特に今年度は常磐線舞台芸術祭にも参加させていただいたこともあって、会場内でその時の仲間たちと再会もできました。
また、同じ地区でもなかなか交流ができないふたば未来学園高校さん(生徒講評部門で出場)からお誘いいただき、ふたば未来さんが宿泊していた白河駅前のゲストハウス・ブランさんにて上演後に「チーム相双」で打ち上げをしました。他校さんの作品で出てきた「すき焼き」と「アイスクリーム」をお腹いっぱい食べ、ゲームをし、ワイワイと過ごせたことも彼らにとって素晴らしい経験となりました。
「この作品を通して、感謝を伝えたいです。たくさんの人のおかげで県大会に行けるから。」練習中にある生徒がそんなことを言いました。様々な方からの支援があった県大会での3日間も、彼らは感謝の気持ちを感じることができたのではないかと思います。「感謝」という言葉がこれからも生徒たちにとって大切なものになってほしいです。
さて、次の上演は…
実は「星、垂れる。」はあと1回上演します!次回は12月24日(日)に相馬市民会館で行われる本校文化部の祭典「相高ART展(ステージ発表)」です。
校内文化祭、地区コンクール、県コンクールとそのたびにパワーアップしてきた「星垂れ」の集大成をご覧いただければと思います。
本校文化部はどの部活動も精力的に活動していますので、展示・ステージどちらもぜひご覧くださいませ!