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【演劇部】春の発表会までのこと。③

いよいよ本番!

(前回の続き)
 6月4日(日)、ふたば未来学園高校 みらいシアターにて、いよいよ春の発表会が始まりました。
 直前まで台本が手放せなかった2人、音響に不具合が出てバタバタと手直しを加えたスタッフたち、果たして本番は!

開会式前の様子

「ホロウヴェッセル」相馬高校演劇部作
〜あらすじ〜
 舞台は架空の高校・大手先高校。
 4月の部活動紹介で見事な漫才を披露し、手応えを実感していた弱小演劇部の新入部員はなんとゼロ。学校では部活動削減の波が押し寄せ、在籍部員がたった2名(!)の演劇部は廃部の危機。さらに顧問も削減され、代わりにあてがわれたのは、まさかの“ビッグバード先生”
 演劇の楽しさを理解してもらえないと嘆くちょっと頼りない部長と、2人でがんばりましょう!とポジティブに部長を叱咤する後輩。2人は今まで演じてきたものをああだこうだと思い出し、何とか「春の発表会」の脚本を作ろうと奮闘。部長にとっては引退前のラストステージ。ああでもない、こうでもないと、漫才、落語、部長が考えたシュールな寸劇、ヤケクソのスガシカオ熱唱…。そんなことをやっているうちに日は迫る!どうする演劇部!

現実逃避ばかりする部長を叱咤する後輩
後ろにはかつての先輩たちの勇姿が
ビッグバード先生片手に自身が考えた
「ジュリオとロミエット」を演じてみる部長と
後ろでドン引きする後輩
「仁義なき薙刀ホッケー」を熱演する部長と
その世界観に呆然とする後輩

大爆笑に次ぐ大爆笑!会場を沸かせた2人の役者

 自分たちが実際に置かれた現状を、ユーモアを交えながら約60分間演じきり、会場は笑いと拍手が起こりました。部長のスガシカオ熱唱シーンは、部長がミラーボールがまわるシアターを自由に歩き回り、客いじりまでしだす始末。講師の大信ペリカン先生(シア・トリエ代表)ともハイタッチ!そして2人の掛け合いを中心に展開し、「こうなったらいいな」という未来の話でラスト。
 とにかく「娯楽」に全振りしたストーリーで、会場のお客さんを大いに楽しませることができました。

あっという間の60分!見事演じきりました!

 これで、現実でも実際の部長のラストステージは終了。完全燃焼!!

幕間講評をいただいている様子
(部員&臨時部員&観劇しに来た相高生)

 上演後、ペリカン先生からお褒めの言葉をいただきつつ、もっとこうするとよくなるという話をしていただきました。特にこれから1人で活動予定の2年生は、真剣に耳を傾けたくさん質問をしました。

部員ひとりの演劇部、今後に乞うご期待!

 春の発表会が無事終了し、今度は本校で開催される校内文化祭、そして演劇コンクールなど目白押しの予定です。後輩役を演じた2年生の頭の中には、こうしたい!というイメージが少しずつ沸いてきています。しばらくひとりが続きますが、いつか途中入部を希望する生徒が来ることを夢見て、相馬高校演劇部の新しいストーリーをどうぞご期待ください。
 また、今回講師としてお招きした大信ペリカン先生、相馬総合高校演劇部、ふたば未来学園高校演劇部には大変お世話になりました。ご来場いただいた方々にも感謝申し上げます。おわり。

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